「平成の三四郎」


「平成の三四郎」と呼ばれた古賀氏は、豪快な背負い投げを武器に活躍し、世界選手権に3度優勝し、1992年バルセロナ五輪金、96年アトランタ五輪銀と2大会連続のメダルを獲得した。


古賀稔彦さんの名言



あきらめからは何も生まれない。1%の可能性でも見いだそうと、壁に向かったときこそ、自分の中に秘められていた、新たな力が出てくる。



成功する人間とそうじゃない人間の違いは、体力の差でも、知識の差でもない。意志の差だ。


与えられた目標ではなくて、自らが課した目標じゃないと意味がない。いまの自分がどうなりたいのかを本人に考えさせ、自分の口からしっかり言わせる。それを自分の手で書いて、日常で目につく場所に置く。常に目標を意識することが、自分を変える力になるはず。



打ち込みという反復練習ひとつにしても、いい加減な気持ちで取り組んでいたら、1日1万回ずつやっても1年後に相手を投げられません。でも、自分の目標のためにやるという意識で1回1回打ち込めば、1週間で動きは変わってくる。上達して次のステージに進んだ実感があります。



できるだけ選手の話を聞きました。稽古以外の時間も、とにかく会話をする。すると、不満をぶつけてきます。「先生はこれをやれと言いますが、私はこうだから、こうしたい」とかね。でも、僕は怒りません。ひたすら話を聞く。そうすれば、腹の中にある思いを吐き出した選手も、こちらの話に耳を貸してくれます。
信頼関係ができてくるんですね。


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